最近「水素水」と同様に注目されているものに「還元水」があります。

この2つの水はどちらも健康に効果的とされていますが、違いなどはあるのでしょうか。

ここでは還元水と水素水の特性や違い、その生成原理を紹介します。

還元水とは、「電子を与えられた(還元された)水」のことで電気を通します。

その生成方法には「電気分解方式」と「ミネラルイオン方式」の2つが主な生成方法となっており、電気分解方式で生成された水は「電界還元整水(アルカリイオン整水)」、ミネラルイオン方式で生成された水は「ミネラル還元整水」と呼ばれています。
 
電界還元整水器は、現在一般的に普及している整水器でありこの還元作用を利用している整水器は、「アルカリイオン整水器」・「電界還元生成器」などとも呼ばれています。

電気分解方式とは、マイナスの電極とプラスの電極を利用し、還元作用を起こして生成するもので、マイナス極側(陰極側)において電気の力を利用して水に電子を送り込むことで水に電子を与えます。

すると、アルカリ性を示す「水酸イオンOH⁻」と「水素分子H2」がマイナス極側に生成されるという仕組みです。

この還元作用により電子を与えられ還元水となった水は、弱アルカリ性を示し溶存水素(水に溶け込んでいる水素)が豊富になります。これは水を電気分解する際、マイナス極側で電子が水の中に送り込まれることで、大量の水素が生成されるからです。

これがアルカリイオン水と呼ばれるもので、水素水にもなるものです。

還元作用によって生成した還元水が、「どれだけ電子を与えやすい(還元しやすい)状態にあるか」、また「どれだけ電子を奪いやすい(酸化しやすい)状態か」を調べるには、「酸化還元電位(ORP)」を利用します。

酸化還元電位の単位はVを使って表され、水素本来の酸化還元電位は-420mVとされています。

酸化還元電位は、活性酸素を除去する(抗酸化力)強さの示す際にも指標として利用されています。

ちなみに、水道水の酸化還元電位は+633mVなのに対し、ミネラル還元水は-169mVとその抗酸化作用の強さが分かります。

このようなことから、還元水は水素水にもなり得るということになります。

しかし、水素水にもいくつか種類がありまた違いがあるため、全ての水素水が同等とは言い切れません。

例えば、医療現場で使用される水素水は、「水素豊富水」として認められているものに限られています。

そのほかの生成方法や名前に違いがある水素水は、医学的効果が認められていないため利用できません。